再会 [ニーアレプリカント]
ハルア(お姉さん)と融合してとてつもない魔力を手にしたエミール。
そのままイベントで村に戻り、念願のカイネの石化を試みます!
どうやら、無意識のうちにハルアとカイネがだぶっていて、懐かしい気持ちで接していたと言うエミール。
そして、当然のように石化解除の魔法をかけてくれます。
5年前の図書館の死闘で、マモノを封じ込めるために扉ごと石化されたカイネ。
忘れていましたけど、カイネを解放するって事は・・・もれなく押さえてた5年前のアイツも出て来るワケであり・・・。
危なげなく石化を解くエミール。彼自身も、ずっと自分を責めていたのでしょう・・・。
おお!
神々しい石像から解き放たれ、ついにカイネが元に戻ることができました!
と、同時に、すぐに大きな咆哮が!!
やっぱり来るのね。
共に封じ込めたマモノ「ジャック」の頭部も、ちゃっかり出てきました!
戦い方は、以前と全く一緒でOKでした。
ニーア自身も、各段に強くなってるから楽勝です♪
まさに、赤子の手を捻るが如く!
魔法じゃなくて、武器による通常攻撃でもダメージを与えられます!
大剣や槍を扱えるようになったのはもちろんですけど、魔力も上がっているようですね。
マジで、ヨナを救うために強くなったんですねえ。
無事救出して倒れているカイネも、意識を取り戻しつつあるようです。
皆で、呼びかけます。
「おばあ・・・ちゃん・・・」
カイネは、おばあちゃんが好きだったんですね。
今の時点では描写がないので分からないですけど・・・。
「カイネさん、生きて!戻ってきてください!」
エミールの声で目を覚めるカイネ。
まぁ、シロ以外は知らない人ですけど。
カイネはニーアよりお姉さんだったのに、今では年上のイケメン君です。
エミールに至っては、、、。
カイネの意識が戻り、ハッとして顔をそらしてしまうエミール。
異形になった自分の姿など分かるはずがない!いや、もし拒絶されたらー!
しかし彼らの外見の変化など目もくれず、すぐにエミールのことも理解したようです。
さすが、カイネは人ができていますね。
「エミール。私を呼んでくれていたのは、おまえだな」
と微笑むカイネ。
「・・・・ぼくのこと、わかるんですか?」
「エミールはエミールだ。わたしは間違えぬ」
「カイネさん……ありがとう」
一番親しい3人は、すんなりとエミールを受け入れてくれました。
なんの違和感もなく。
気を遣っている素振りもみせずに、純粋に根が優しいのですね。
本当に自分のことを理解してくれる人がいれば、辛いことがあっても人は自分を見失わないでいられるのです。
そして、5年もの間ずっと石になっていたと聞かされたカイネは、その歳月に驚くと同時に、ニーアの目線の高さが変わっていることに気が付いて顔を上げます。
・・・ん?
あれ?
これって・・・。
この顔は、ひょっとして・・・。
驚きと同時に、カイネの表情がみるみる女の子になっていくじゃありませんか!!!
そして、追い打ちをかけるようにニーアが一輪の花をカイネに渡します。
「これは…月の涙…!?」
「おばあちゃんのに負けないやつを、って、頑張って作ったんだけど……」
いやいや、目覚めてスグにこんな事されたら、惚れてまうやろ!
月の花を育てたのか取りに行ったのかは分かりませんけど、苦労したはずです。
鍛錬しながらも、優しさを忘れないなんて・・・どんだけイケメンなんや!
ありがとう、と2回言うカイネも恋に落ちてますよね?!
ハッピー気分の一行の前に、デボルとポポルが現れて呼び出されます。
なんと、エミールとカイネに村の中に立ち入らないように忠告してくるのでした。
その理由は、二人が「マモノ」に近い存在だから。
たしかに、言い分は分かるのですけど釈然としません。
二人は村を救った英雄なのですから。
しかし、ニーアの立場を想ってか、二人はそんな扱い慣れてるし平気だと了承します。
いつもカイネが村の外で野宿することを選んでいたのか知ろうともしていなかったニーアは、その事実を知って、苦悩するのでした。
しかし、そんなニーアが受け入れてくれた気持ちこそが二人にとって全てなのでした。