エミール

ニーアの最も大切な存在である妹のヨナ。
ヨナがニーアにお願いがあると言うから、「お兄ちゃん、ヨナの頼みは何でも聞いてあげるからね」と優しく聞き出したというのに・・・。
な・なんと！ヨナには文通友達がいるらしいとのこと。
しかも、あいては「男」！
「その子は病気で困ってるんだけど、お兄ちゃんとシロちゃんで、病気を治してあげて欲しいの！」ときたもんです。
優しい兄としては「ヨナの頼みなら断れないよ」を選ぶしかありません。
しかし、シロにも「どうした『お兄ちゃん』。声が震えておるぞ？」と突っ込まれるほど動揺する始末で。



海岸の街に行くときに気になってた施設の洋館へ。
何だか、入った時から様子が怪しいです。
背景が全てモノクロで、ホラー系のサウンドノベルみたいな雰囲気です。
とりあえず入口にいる執事に声を掛けて、彼の案内で中へ。



屋敷の応接室に通され、暫くここで待つように言われました。
待てども、なかなか誰も来ないので、コチラから探索に向かいます。
お兄ちゃんは、待ってられません！
ただ、ここの邸宅はマップがないうちは方向感覚が狂いやすいです。勝手に視点が変わるし操作も変わるしで。
行ける方向に勝手に進んでいくと、シロが「そろそろ戻ろう」と言うので、元の部屋に戻ると、カイネがいません。
今度はカイネを探すことに。
しかも、家の中だというのに途中でマモノが何度も出現します。
もう普通じゃありませんね。
しらみつぶしに部屋を開けて行くと、目的の男の子と思える目に包帯を巻いた少年「エミール」を発見します。
（こいつか？！こいつなのか！！）
さまざまな感情渦巻くニーアでしたが、話を聞くとヨナと文通していたのは彼ではないらしいです。
表紙抜けしながらも、彼に近付こうとすると、激しい勢いで制止させられます。
エミールの目は、制御できない物を石に変えてしまう力があるから・・・不用意に近づかないでほしいと。
「手紙の件は執事が知っているかも」と地図と鍵をくれました。



今度は執事も探すことに。
どうにかこうにか、見つけ出した執事が手紙についての真相を話してくれました。
どうやらヨナの勘違いで、ただのニーアへの依頼が、ヨナの独自の解釈で妙な方向に進んでしまったらしいです。
執事は、主であるエミールの健気な姿を不憫に思い、館の中にあると言われている治療法が書かれた本を探すために、途中にいるマモノをニーアに倒して貰いたかっただけらしいのです。
そういうことなら！と、よからぬペンフレンドの関係を怪訝に思っていたニーアは、張り切ってエミールと共に奥を目指します。
エミールはマモノを石化してくれるので、一緒にいてくれると助かります。
彼にはライフがないので、盾になってもらいましょう。
石化したら一発叩くだけでOK。



奥のボス戦の相手は。目的の本である「深紅の書」です。
最初は、黒い紙を飛ばして攻撃してくるので、それを破壊してから本体に攻撃していきます！
エミールに守ってもらいましょう！！
ある程度ＨＰを減らすと全ての攻撃が効かなくなるイベント。
ここで、例のごとくカイネが現れて一撃！
防御壁が無くなったらば、あとは地道に物理攻撃で畳みかけましょう。
これまでと比べたら楽勝な相手でした。
バラバラになった本の一ページを掴むと、そこには石化解除の方法らしきことが書かれているようでした。
しかし、「暗号化されてるみたいです。」
結局、意味なかったのか？
そこへ「私にお任せ下さい。どんなに時間が掛かろうとも、この私めが解読します」と執事が申し出てきます。
「ありがとう。セバスチャン。」
「セバスチャン！？あやつ、そんな名前であったのか！」となかなかのツッコミを見せるシロ。



別れる間際に、カイネはエミールに言います。
「エミール、覚えておけ。これは、罪ではない。これ自体に、罪はない。大事なお前自身だ」とエミールの包帯に触れ、そして、エミールの手をマモノに憑かれた己の腕に触れさせます。



あのカイネが、エミールには優し気な表情を見せます。
そして初対面なのに、カイネには心を開いている様子のエミール。



「復讐が終わった今、もう必要のない物だと思っていた。そして、私自身も終わりだと思っていた。この腕も、私も、まだ生きる意味があるように、お前にも未来がある筈だ」と言った後、何かをこっそりエミールに告げるカイネ。



聞いたエミールは驚いているようですが、一体何を告げたんでしょう？
でも、なんだか感動するシーンです。



洋館で「黒の旋風」を手に入れ、ついに全ての封印されし言葉が集まり、後は黒の書を見付けるだけとなりました。
エミールは、ニーアレプリカントでの重要人物ですので、また再登場します！
でも、彼にとっての未来とは・・・。